一般的なフラスタと10万円クラスの作品を分かつ最大の要素は「立体的な空間占有率」と「テーマの再現度」にある。標準的なフラスタは花器の上に生花やバルーンをあしらう構成だが、10万円の予算域に達すると単なるフラワーアレンジメントの枠組みを超える。
スタンドを複数台使用した横幅2メートル超の連結構造や、背景全面を色分けしたフラワー壁面、作中に登場する衣装や武器をリアルに模した造形など、視覚的インパクトは群を抜く。開場前のロビーに足を踏み入れた来場者が思わず足を止め、撮影のために長い列を作る光景の真ん中に置かれるのが、この価格帯のフラスタだ。