いすゞの主力車種である小型トラックのエルフ (いすゞ・トラック) や、長距離輸送の要である大型トラックのギガ (いすゞ・トラック) は、日本の物流インフラそのものを支えている。今回の火災に伴うライン不全が長引けば、これら基幹車種の納車スケジュールに甚大な遅れが生じるリスクが現実味を帯びてくる。
すでに全国の販売店や運送事業者からは、今後の納期見通しに関する問い合わせが殺到している。トラックの出荷遅延は、EC市場の拡大に伴い逼迫する国内物流網に対してダイレクトな負荷をかける。新車入れ替えを予定していた運送業者にとって、車両調達の遅れは事業計画そのものを揺るがす懸念材料となりつつある。