昼間は木陰でぐったりと寝そべっていたスマトラトラが、日没とともに豹変する。暗闇に目が慣れてくると、ガラス越しにこちらを凝視する黄色い瞳と目が合いたじろぐ。足音を一切立てずに徘徊するその姿には、昼間には決して見られない圧倒的な捕食者のオーラが漂う。
「昼間は寝てばかりでつまらない」という子供たちの不満は、ここにはない。むしろ、闇に紛れるジャイアントパンダの活発な食事風景や、夜行性のコウモリたちが飛び交う様子に、大人たちが息をのむ。動物本来のバイオリズムに合わせた展示が、見る側の意識をも変えつつある。