iPhoneの設定メニュー最上部にある「位置情報サービス」を無効化しても、デバイスは完全に沈黙するわけではない。緊急通報時には位置測位が強制的に作動する仕様となっているほか、バックグラウンドで機能する低消費電力プロセッサが絶えず周辺の通信環境を監視しているからだ。
単なる衛星からのGPSシグナル受信をカットしたところで、Wi-FiアクセスポイントのSSIDや基地局のID、さらには近隣のBluetooth機器との相対距離情報が組み合わされる。iOSの内部構造において、データ収集の根は我々が想像する以上に深く張り巡らされている。