だが、医学界からは警鐘を鳴らす声も少なくない。どれほど科学的に代謝をサポートしようとも、アルコールそのものが持つ毒性や、アセトアルデヒドが細胞に与えるダメージがゼロになるわけではないからだ。
都内の消化器内科医はこう指摘する。「パッチやサプリメントで一時的に不快な症状を抑え込めても、それは肝臓や膵臓への負担が消えたことを意味しません。むしろ、身体が発する危険信号(赤ら顔や動悸)をマスキングしてしまうことで、限界を超えて飲み続けてしまい、結果的に重篤な内臓疾患やアルコール依存症のリスクを高める恐れがあります」。限界を突破できる道具を手に入れたからといって、肉体の基本設計が変わったわけではないのだ。