なぜ、年収400万円付近でキャリアが停滞してしまうのか。その背景には、日本の伝統的な一般事務職やアシスタント職の賃金頭打ちがある。AI技術の社会実装が急速に進んだことで、定型業務の価値は相対的に低下し、これらの職種で年収を上げることは事実上不可能に近くなっている。
この膠着状態を打破するため、多くの女性たちが「リスキリング(学び直し)」へと舵を切っている。データ分析、デジタルマーケティング、あるいはITプロジェクトの管理といった、市場価値の高いスキルを実戦で身につける動きだ。単なる資格取得にとどまらず、副業や社内プロジェクトへの立候補を通じて「実績」を作り、より高待遇の専門職へとステップアップ転職を果たすケースが増えている。