サクッとした歯ごたえの後に広がる溢れる肉汁。あの至高の味わいと引き換えに、私たちはどれほどのエネルギーを摂取しているのだろうか。一般的に唐揚げ1個(約30g〜40g)のエネルギーは80〜110kcal程度とされるが、調理法やカットの大きさでこの数値は劇的に乱高下する。皮を外すか残すか、片栗粉を使うか小麦粉を使うかといった細部の選択だけで、1食あたりの総カロリーに100kcal以上の開きが生じるのだから侮れない。
さらに見落とされがちなのが、揚げ油の吸収率(吸油率)である。小さくカットした肉は表面積が広がるため、それだけ油を余計に吸い込んでしまう。逆に大きめにカットして短時間でカラッと揚げるほうが、結果として余分な油の侵入を防げるという逆転現象が起きる。知らなきゃ損するこのちょっとした仕込みの裏ワザこそが、罪悪感ゼロで満足感を得るための最大のポイントと言えるだろう。