ネット検索を行うと頻繁に目にする「渋谷道頓堀劇場 閉館」「廃業」というキーワード。結論から言えば、2026年現在も渋谷道頓堀劇場は堂々と営業を継続しています。昼過ぎから夜遅くまで連日ステージが繰り広げられており、歴史ある劇場の火が消えた事実はありません。
では、なぜこのような不穏な噂が定期的に浮上するのでしょうか。背景には大きく分けて2つの要因が存在します。
第1に、昭和から平成にかけて行われた風俗環境浄化運動や、公然わいせつ容疑等に伴う警察の捜査・営業停止処分の記憶がネットアーカイブに残っている点です。過去に数ヶ月間の休業を余儀なくされた時期があり、その当時のニュース記事や体験談がネット空間に断片的に残り続けた結果、「ついに潰れたのではないか」という誤解を招いています。
第2に、近年の道玄坂・桜丘町を中心とする大規模な渋谷再開発事業の影響です。老朽化した周辺雑居ビルの解体や移転が進むなか、「道頓堀劇場も立ち退きになるのではないか」という憶測がSNSや5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)界隈で先行しました。しかし、劇場側は設備の保守点検や防災対策を施しつつ、地域に根差した劇場文化の拠点として運営を堅持しています。