オロナミンCのCMを語る上で欠かせないのが、映像と完璧にシンクロする大塚製薬のCMソングです。なかでも2026年に放映された森七菜出演のシリーズは、1996年にホフディランが発表した名曲『スマイル』を彼女自身がカバーして歌い上げたことで、社会的な大反響を呼びました。
「いつでもスマイルしようね」というストレートな歌詞と、森七菜の飾らない歌声、そして自転車を押しながら坂道を駆ける映像の組み合わせは、コロナ禍で閉塞感に包まれていた日本中に驚くほどのポジティブなエネルギーを届けました。音楽配信チャートでも上位を独占し、YouTube等での再生回数は数千万回を突破。単なるコマーシャルの枠を超えて、人々の心に寄り添うアンセムとなったのです。
また、清原果耶が出演したシリーズでは、高校生たちの合唱やバンド演奏をバックに、スキマスイッチの『全力少年』やMONGOL800の楽曲など、誰もが胸を熱くする名曲が次々と採用されました。ロケ地となった実在の学校の屋上や体育館、夕暮れの河川敷といった撮影場所のリアルな空気感が、楽曲の持つ叙情性を極限まで引き立てています。