1990年代後半、テレビ朝日の月曜夜8時枠に設置されていた『月曜ドラマ・イン』は、若者の心情をリアルかつ斬新な切り口で捉える挑戦的な枠として知られていた。本作『イグアナの娘』はその代表格であり、当時のテレビドラマ業界におけるトレンディドラマ全盛の風潮に対し、強いアンチテーゼとも言える精神性を打ち出した。
単なる恋愛ものや学園ドラマの枠に収まらず、人間の暗部や家族の歪みを果敢に描き切った本作の成功は、その後のプライムタイムにおけるドラマ制作の方向性に大きな影響を与えた。若年層をターゲットにしながらも、親世代をも巻き込んで社会現象化させたプロデュース力は、今なおテレビ史における金字塔として評価されている。