シソンヌじろうの恋愛観を語る上で欠かせないのが、彼が生み出した架空の40代独身女性「川嶋佳子(かわしま・よしこ)」というキャラクターです。
じろうが長年日記形式で綴っていたブログ記事は、後に著書『甘いお酒でうがい』として単行本化され、2020年には松雪泰子主演で映画化まで果たしました。男性である彼が、なぜこれほどまでに女性の繊細な日常や恋愛感情、寂しさをリアルに描写できるのか。
女性の心理を理解する圧倒的な観察眼
彼のコントや執筆物に見られる女性描写は、単なるパロディの域を超えています。日常の些細な揺らぎや、誰にも言えない孤独、ささやかな幸せを感じ取る感性が突出しているのです。
「自分の中にいる女性的な感覚や、周囲の人間観察から生まれる感情を言葉にしているだけ」
彼が語るこの観察眼こそが、パートナーとなる女性に対しても深い理解と尊重を持って接する土壌となっていたことは間違いありません。パートナーの女性にとっても、自分を深く理解し受け入れてくれる安心感があったのではないでしょうか。