ジャイアントテキサスキリギリスは、適切な環境さえ整えれば飼育自体は決して難しくありません。ただし、多頭飼育は共食いの原因となるため、完全な単独飼育が鉄則です。
ケージの選定とレイアウト:
樹上性の傾向が強いため、高さのある通気性に優れたクリアケース(幅20cm×奥行20cm×高さ30cm以上)が適しています。ケース内には足場となる太めの枝やコルクバークを縦方向に配置し、メッシュ状のフタで通気性を確保します。蒸れに非常に弱いため、過度な密閉は命取りになります。
温度・湿度管理:
適温は24℃〜28℃です。冬季はパネルヒーターやエアコンでの保温が必須となります。乾燥地帯に生息するため多湿は厳禁ですが、完全な乾燥も脱皮不全を招きます。朝方にケージの壁面へ軽く霧吹きを行い、水滴から水分を摂取させることが重要です。
餌(給餌メニュー):
主食には活きたデュビア、レッドローチ、フタホシコオロギを与えます。獲物を捕らえるダイナミックな捕食行動を観察できますが、ピンセットから冷凍コオロギやシルクワーム、時には高タンパク昆虫ゼリーを食べる個体も存在します。栄養の偏りを防ぐため、活餌には十分なカルシウムやビタミンを含んだガットローディングを行ってください。
寿命について:
成虫としての寿命はおよそ3ヶ月〜6ヶ月です。卵から孵化して成虫になるまでの期間を含めるとトータルで約8ヶ月〜1年程度となります。直翅目特有の短い命であるため、ブリードを視野に入れる場合は成熟のタイミングを正確に見極める必要があります。