輝かしい成果の一方で、課題は山積している。最も深刻なのが、林業従事者の高齢化と人手不足だ。厳しい作業環境と木材価格の長期低迷が原因で、山の管理を諦める山林所有者が後を絶たない。
木材市場で高い取引価格がついても、それが山元(山林所有者や伐採業者)へ十分に還元されなければ、再造林(植林)が進まない。木を伐った後に再び苗木を植えなければ、数十年後の森林資源は枯渇してしまう。
この負の連鎖を断ち切るため、高知県や市町村、そして木材市場関係者が一体となり、再造林コストの削減や林業作業の機械化、若手作業員の育成事業に乗り出している。市場側も、山元への還元率を高める仕組みづくりを摸索し続けている。