発表と同時に発生する株価暴落。その主犯格は、膨大な運用資産を持つ機関投資家と、銘柄のレーティングを判定する証券アナリストたちの素早い手のひら返しにある。
機関投資家は、運用ガイドラインに基づいて厳しいリスク管理を行っている。業績の下方修正が出た瞬間、ファンドの組み入れ基準から外れた銘柄は机械的に大量売却される。市場の出来高を遥かに超える売り圧力が一気に押し寄せるため、株価はストップ安を連発するほどの急降下を見せるのだ。
同時に証券アナリストたちも、目標株価や投資判断を一斉に引き下げる。アナリストレポートで「強気」から「中立」や「弱気」へ格下げされると、それを見た個人投資家の心理にも恐怖が伝播する。この機関投資家の機械的売りとアナリストの格下げという二重の衝撃波が、株価暴落の引き金を引く構造になっている。