牧のうどんの店舗に入ると、まず目に飛び込んでくるのが卓上に置かれた注文伝票と赤鉛筆です。慣れない旅行者にとって最初のハードルとなりがちなこの注文システムですが、基本ルールさえ押さえれば迷うことはありません。
伝票にはメニュー名が縦横にマトリクス状で並んでおり、各メニューの行に対して「軟(やわ)」「中(ちゅう)」「固(かた)」という3つの麺の硬さ区分が印字されています。希望するメニューと希望の硬さが交差するマス目に、赤鉛筆で正の字や数字を書き込んで店員に手渡すのが伝統的な注文フローです(混雑時は着席と同時に店員が口頭で聞き取り、手際よく伝票にチェックを入れてくれるケースも多々あります)。
麺の硬さ選びに迷った場合、判断基準は明確です。
- 中めん(標準):初めて訪れる人に最も推奨されるバランス型。適度なモチモチ感を保ちつつ、出汁の吸収も程よく楽しめます。
- 軟めん(やわ):牧のうどんの真髄を味わいたい方向け。唇で切れるほどの柔らかさになり、出汁を限界まで吸い込んだ極上のフワフワ食感を体感できます。
- 固めん(かた):芯を残した茹で加減。麺が出汁を吸うスピードが比較的緩やかなため、食べるスピードに自信がない方に適しています。