平和祈念像が除幕されたのは、被爆から10年の節目にあたる1955年(昭和30年)8月のことでした。国内外からの募金と長崎市の支援によって建立され、瓦礫の中から力強く復興を遂げる長崎市民の不屈のエネルギーと祈りを象徴する存在となりました。
毎年8月9日の原爆の日には、平和祈念像の正面広場において「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(平和祈念式典)」が厳かに挙行されます。原爆投下時刻である午前11時2分には、長崎市中に鳴り響く「長崎の鐘」やサイレンとともに1分間の黙祷が捧げられます。
式典では、長崎市長による「平和宣言」が世界へ向けて発信されるとともに、被爆者代表による「平和への誓い」が読み上げられます。被爆体験者が高齢化する現在においても、戦争の記憶を風化させず、核兵器廃絶のメッセージを次世代へ継承する場として、その重要性は年々重みを増しています。