猛暑を撃ち抜く氷と出汁の魔術!山形発祥・極上冷やし麺の深淵の重要ポイントをお届けします。最新トレンドがチェックできます。

冷たい麺をすする風景は、今や山形の夏の日常風景だ。だが、その裏には地域全体で麺文化を守り育てる熱狂的なエネルギーが存在する。

市内の外食・飲食産業と官民一体となった取り組みを牽引するのが山形市役所だ。「ラーメンの聖地、山形市」を掲げ、ブランド化を推し進める行政の旗振りとともに、地元住民は猛暑日であっても長蛇の列を作ってどんぶりを空にする。朝食にラーメンを食べる「朝ラー」文化が根付くこの地では、冷たい麺もまた生活の血肉となっている。

単なる観光振興ではない。世代を超えて受け継がれるコミュニティの絆の中心に、常に湯気のない、あるいは湯気の立つ一杯が存在しているのだ。