単なるエンタメで終わらない理由、それはバックボーンにある学術的な裏付けだ。日本の動物研究の拠点である麻布大学獣医学部をはじめとする研究機関では、長年にわたりイヌ科動物の発声プロセスの解明が進められてきた。犬の鳴き声は一見すると似たような音に聞こえるが、周波数スペクトルやピッチの変動、時間的パターンには明確な規則性が潜んでいる。
最新の動物行動学に基づく研究成果によれば、犬は人間との共生プロセスにおいて、意図的に鳴き分けのバリエーションを増やしてきたとされる。アプリの解析アルゴリズムには、こうした膨大な行動観察データや生物音響学の学術論文が組み込まれており、科学的根拠に基づいた客観的な感情推論が可能になっているのだ。