兵庫水軍を語るうえで絶対に外せないのが、一癖も二癖もある個性豊かなメンバーたちだ。海の男としての誇りと、どこか抜けた愛くるしさのギャップが視聴者の心を掴んで放さない。
グループの顔である頭領の第三協栄丸は、威厳に満ちた海賊でありながら、致命的な船酔い体質という強烈な設定を持つ。その第三協栄丸を支え、実質的に現場の指揮を執るのが鬼蜘蛛丸だ。鬼蜘蛛丸は逆に陸の上に上がると「陸酔い」を起こしてしまう体質で、海の上で見せる勇猛な姿とのギャップがファンを痺れさせる。
さらに、水軍きっての武闘派として知られる義丸は、得意の鉤縄を駆使した戦いぶりとクールな立ち振る舞いで絶大な人気を誇る。ほかにも、疾風や由良四郎、網問、間切、重、陸、舁えもんといった面々が揃い、それぞれの専門知識とチームワークで瀬戸内の海を守っている。彼らが集結したときの疾走感は、作中屈指の爽快感をもたらす。