ネット上では、本人の意思と関係なく呼び名が定着することがある。特に若者が集まる場所や路上文化に関する話題では、あだ名、ハンドルネーム、見た目の特徴、発言の一部が短いラベルとして流通しやすい。トー横ハウルという表現も、そうしたネット上の命名文化と切り離せない。
問題は、呼び名が広がるほど、その人の実像から離れていくことだ。短い動画の数秒だけで性格を判断されたり、冗談として投稿された内容が半ば事実のように扱われたりする。拡散された側が未成年や困難を抱えた若者であれば、影響はさらに重くなる。
検索する側にも責任がある。興味本位で個人情報を探す、顔写真を保存する、居場所を特定しようとする。こうした行為は、当事者の安全を脅かす可能性がある。トー横ハウルという言葉に触れるときも、個人を消費する見方に流されない注意がいる。