前橋市政の歴史において大きな転換点となったのが、2026年2月の前橋市長選挙です。4期目を目指した現職の山本龍(やまもと りゅう)氏に対し、県議を辞職して無所属で出馬した小川晶氏が挑む構図となりました。
自民党・公明党の推薦を受け、強固な組織力と12年の実績をアピールした山本陣営に対し、小川陣営は政党色を薄め「市民党」としての草の根運動を展開。勝敗を分けたのは、長年続いた市政への閉塞感と、身近な暮らしへの手厚い支援を求める市民層、とりわけ現役子育て世代や無党派層の強い後押しでした。
開票結果は小川氏が60,486票を獲得し、山本氏(46,387票)に1万4,000票以上の大差をつけて圧勝。12年ぶりの市長交代劇は、前橋市民が「変化」と「暮らし重視の政治」を明確に選択した瞬間として記録されました。