相模湾を一望する某ビーチ。沖合数十メートルの海上に、赤や青、鮮やかなエメラルドグリーンに彩られた巨大な障害物コースが浮かんでいる。高さ5メートルを超えるすべり台、巨大な跳躍用トランポリン、そして足場が刻々と揺れる水上ターザンロープ。週末ともなれば整理券を求める長蛇の列ができ、水面からは絶え間なく歓声と悲鳴が響き渡る。
「プールや海で泳ぐだけじゃ、今の若者は満足しないんです」と話すのは、今年から大型水上アスレチック施設を拡大したレジャー施設プロデューサーだ。「水の上で転び、滑り、海に落ちる。その瞬間をアクションカメラで撮影し、SNSに投稿するまでが一連の体験。泳ぐ場所から『本気で遊ぶフィールド』へ、価値観が根本から変わりました」
2026年シーズンの特徴は、そのスケール感にある。単体で浮かべる従来型とは異なり、複数のブロックを組み合わせるモジュール方式が主流となった。数千平方メートルにおよぶ洋上パークも珍しくなく、迷路のように入り組んだコースは、一度入れば30分では到底回りきれないほどのボリュームを誇る。