日本人の英語学習者が無意識に使ってしまい、相手を困惑させたり不快にさせたりしやすいのが「Good for you」と「That's nice」の2大フレーズです。直訳のイメージだけで使ってしまうと、人間関係に思わぬヒビが入りかねません。
まず「Good for you」は、相手に昇進や結婚、試験合格などの大きな幸運があった際に「良かったね!」と祝福する表現です。しかし、このフレーズは抑揚をつけずに平坦な声で言ってしまうと、「(私には関係ないけど)勝手によかったんじゃない?」という強烈な皮肉や冷淡さを含んだニュアンスに激変します。自慢話を聞かされた際のあしらい文句としても使われるため、使う際は満面の笑顔と高めのトーンで感情を込めるか、誤解を避けるために「I'm so happy for you!(自分のことのように嬉しいよ!)」と言い換えるのが賢明です。
次に「That's nice」も注意が必要です。Kimini英会話などの指導現場でも指摘されている通り、このフレーズは会話の終了を告げる「へえ、そうなんだ」という淡白な相槌として響くケースが多々あります。相手が「昨日車を買い替えたんだ」「台湾旅行から帰ってきたよ」と嬉しそうに話している時に単に「That's nice.」とだけ返すと、「話に興味がないのかな?」と受け取られかねません。会話を心地よく続けるためには、「That's nice! How was it?(いいね!どうだった?)」のように、必ず感想を尋ねる疑問文をセットで添えるのがグローバルスタンダードなコミュニケーションのマナーです。