ナチュラル掃除の定番として定着した重曹・セスキ炭酸ソーダは、IH天板のお手入れにおいても極めて高い効果を発揮する。重曹(炭酸水素ナトリウム)は弱アルカリ性であり、マイルドな研磨作用と脱臭効果を併せ持つ。一方でセスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリ度が高く、水に溶けやすいため、固着した油脂を強力に乳化・分解する特性がある。
日常の軽度な油汚れにはセスキ炭酸ソーダのスプレー、蓄積した頑固な焦げには重曹ペースト(重曹と少量の水を混ぜたもの)を使い分けるのがプロの常識だ。花王株式会社などの大手日用品メーカーも、こうしたアルカリ成分と最新の界面活性剤技術を融合させた高機能洗剤の開発を加速させており、家庭用洗剤の進化が頑固な焦げ付きとの戦いをより容易なものにしている。