医療機関を訪れる患者にとって最大のストレス要因、それは「待ち時間」の長さだ。とくだ内科クリニックでは、この課題を構造から解決するための新たな動線設計と診療プロセスの見直しを敢行している。朝の開錠直後や夕方のピーク時間帯に発生しがちな受付の混雑を緩和するため、受付から診察、会計に至るまでのタイムラインが徹底して最適化された。
現地での観察調査において際立っていたのは、時間帯別の受診者コントロールだ。初診患者と再診患者の受付枠を明確に切り分け、急患にも柔軟に対処できる調整枠を常時確保している。特に平日の午後2時台から3時台前半にかけての枠は比較的余裕があり、混雑を避けてじっくりと相談したい受診者にとって狙い目のルートとなっている。無駄な待機をゼロに近づける工夫が、院内の随所に散りばめられていた。