公益社団法人「日本毛髪科学協会」の認定を受けた毛髪診断士によれば、毛先が裂ける直接の原因は、髪の表面を保護する角質層、すなわちキューティクルの剥離にある。紫外線、熱、摩擦、そしてカラーリングやパーマといった化学的処理が重なることで、皮脂膜とキューティクルが破壊され、内部のコルテックスからタンパク質が流出してしまうのだ。
一度裂けてしまった毛髪繊維は、放置すると根元に向かって縦に裂け進むという性質を持つ。これが、パサつきや絡まりを悪化させ、髪全体のツヤを奪う元凶となる。日々のヘアケアにおいて、この内部崩壊をいかに防ぐかが運命の分かれ道だ。