日本相撲協会が定める観戦約款において、「土俵および周囲への物品の投げ入れ」は禁止行為として明確に規定されています。もし観客が感情に任せて座布団を投げた場合、以下のような厳しいペナルティやリスクを負うことになります。
まず現場での対応として、警備員や係員によって特定され、即座の退場処分(観戦権利の剥奪)が科されます。入場券の払い戻しは一切行われません。さらに悪質と判断された場合や注意に従わない場合は、今後の入場を拒否される出入り禁止措置が取られることもあります。
より重大なのは民事・刑事上の法的責任です。投げた座布団が他の観客に当たって怪我をさせた場合、過失傷害罪や暴行罪に問われる可能性があるほか、被害者から治療費や慰謝料を求める損害賠償請求を起こされるリスクがあります。一瞬の興奮による軽率な行為が、取り返しのつかない刑事事件や高額な賠償問題へと発展しかねないのが実情です。