この現象について、若者言葉の変遷に詳しい社会言語学の専門家は次のように分析する。「若者たちは常に、自分たちのコミュニティ内だけで通じる『秘密のコード』を求めています。かつてのコギャル語やネットスラングがその役割を果たしていましたが、現代ではそれが国境を越えた隣国の言葉にシフトしているのです」。
さらに、外国語を使うことで、自己表現に伴う責任や恥ずかしさを軽減する心理的効果もあるという。日本語で「絶対に嫌だ」と言うのは気が引けても、隣国の言葉を借りることで、一種のロールプレイのように自己主張ができるのだ。