かつて北九州市小倉北区に拠点を置き、泣く子も黙ると恐れられた工藤會(工藤会)。警察庁や福岡県警の最新集計資料によると、工藤会 現在の総勢力は約300人(構成員約190人、準構成員等約110人)にまで減少しています。最盛期に1,200人を超えていた工藤会 構成員数 推移を振り返ると、組織の規模はおよそ4分の1以下にまで縮小したことになります。
工藤会は2012年、改正暴力団対策法に基づき、全国で唯一の特定危険指定暴力団に指定されました。これは対立抗争だけでなく、一般市民や企業に対して銃器・爆発物を用いた凶悪な加害行為に及ぶおそれがある指定暴力団を厳重に取り締まるための特別措置です。この指定により、警戒区域内における市民への不当な要求や面会強要が即座に逮捕対象となるなど、強烈な法的足枷が嵌められました。
現在の工藤会には、かつてのように北九州の経済利権を意のままに操る力は残されていません。組員の高齢化が進み、新期加入者はほぼ皆無。資金源であった企業からの「みかじめ料」や公共工事への介入ルートも福岡県暴力団排除条例の厳格な運用によって完全に断たれました。表立った活動は厳しく封じ込められ、組織としての実態は急速に形骸化しています。