名店「鶴仙園」の靏岡秀明氏は、長年「日本多肉植物の会」の活動などを通じて多肉植物の普及と正しい育成手法を発信し続けているエキスパートだ。同氏によると、仕立て直しを成功させる最大の鍵は「植物の生育期に合わせて切る」ことにあるという。
春と秋に成長を迎える春秋型種の場合、3月から5月、あるいは9月から10月の気候が安定した時期に胴切りを行うのが最も回復が早い。休眠期に入っている真夏や真冬にカットしてしまうと、切り口から雑菌が入ったり、発根せずに枯れてしまったりするリスクが高まる。株のバイオリズムを見極めることこそ、プロの仕立て直しの真髄だ。