国内での評価にとどまらず、海外のエンターテインメント市場でもその名を知らしめた大きなきっかけが、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)のアニメ化・ドラマ化における高い評価だ。純粋な人間関係の機微をどこまでも丁寧に、かつ優しく描いたこの作品は、アジア圏をはじめ世界中のファンを魅了した。
現在、NHKオンデマンドでの過去作配信に加え、Netflixをはじめとする大手グローバルプラットフォームを通じた世界配信により、日本のドラマ表現の持つ繊細な心理描写が国境を超えて評価されている。言語や文化の壁を超えて人々の胸を打つのは、登場人物たちの葛藤や愛情の根底にある普遍的な人間性の温もりだ。配信時代における新たなドラマの可能性を、彼女の脚本が切り拓いている。