岩井俊二監督の映像美の中で開花した天性の才能は、国内外の映画ファンを魅了し続けてきた。光と影を巧みに操る独特の世界観の中で、彼女の放つ生々しい存在感は唯一無二のリアリティをもたらした。また、SFアクション大作『リターナー』では、激しいアクションとハードな世界観に堂々と挑み、エンターテインメント大作でも主役を張れる稀有なスケール感を証明してみせた。
そして、『花とアリス』でスクリーンを分け合った蒼井優との絆は、今もなお特別な輝きを放つ。互いに若くして才能を認められ、異なるアプローチで日本を代表する名優へと登り詰めた二人。ライバルという言葉では括れない、同志としての深い敬意と信頼関係は、同世代の表現者たちにとっても大きな刺激であり続けている。