彼女の歌手人生を語る上で、プロデューサー・小室哲哉の存在を外すことはできない。「I BELIEVE」での鮮烈なブレイク、そして平成史に残る名曲「I'm proud」の爆発的ヒット。エイベックスを象徴するトップアーティストとして、小室ファミリーの中心で輝きを放っていたあの頃、二人は公私にわたるパートナーとして時代を席巻していた。
やがて訪れた破局と確執は、当時のJ-POPシーンに激震を与えた。しかし、年月が経過した今、彼女の口から語られるのは当時の愛憎を超えた深いリスペクトだ。「あの時代があったからこそ、今の私がある」。全盛期を共に創り上げた天才プロデューサーへの感謝を隠さず口にする彼女の言葉には、長い時を経て昇華された人間的深みが漂う。