彼らの魅力は、単にキャラクターが際立っていたからではない。おすぎの映画評、ピーコのファッションチェック。そこには妥協のない「プロとしての眼」が貫かれていた。おすぎは駄作を徹底的にこき下ろし、ピーコは街行く一般人の服装に容赦ないダメ出しを食らわせた。しかし、不思議と嫌味がなかったのは、その批評の根底に確固たる美学と対象へのリスペクトが存在したからだ。
テレビ局の演出に阿ることなく、自分の言葉で語る。この姿勢こそが、視聴者からの絶大な信頼へとつながっていた。彼らは単に着飾ったピエロではなく、文化のゲートキーパーだったのだ。