長年にわたり日本の映画・テレビ界を牽引してきた東映が、新進気鋭のドラマ制作委員会とタッグを組んだ。本作が目指すのは、従来の枠組みを塗り替える全く新しい「フードエンターテインメント」の確立だ。仕掛け人たちが意図するのは、料理を単なる小道具として扱うのではなく、ドラマの主役そのものとして描くという大胆な試みである。
従来のグルメドラマが人間の感情表現に重きを置いていたとすれば、本作はその両輪を極限まで高めようとしている。画面越しにも伝わる食材の音、職人の手元、そして食べる瞬間の表情。東映の圧倒的な映像美と制作陣のこだわりが融合し、新たな波を起こしつつある。