狂気と理性の狭間で揺れ動く主人公を圧倒的な説得力で演じ切った堺雅人と、その妻役として底知れぬ存在感を放つ満島ひかり。二人の共演シーンは、文字通り息をのむ圧巻の演技合戦となった。
未公開の撮影裏話として、第5話のクライマックスである15分間に及ぶ長回しの密室対峙シーンでは、カットがかかった瞬間にスタジオ全体が静まり返り、スタッフから自然とすすり泣きが漏れたという。堺雅人は過酷な撮影現場を振り返り、「セリフを交わすというより、互いの魂を削り合っているような感覚だった。満島さんの瞳の奧に潜む影に、本気で恐怖を覚えた瞬間が何度もあった」と明かす。