「母から教わったガトーショコラが、なぜか最近うまく膨らまない」「ブラウニーがパサパサする」。そんな悩みを抱える人が増えているが、原因は腕前ではなく、板チョコのグラム数の変化にあるかもしれない。
10年前に出版されたレシピ本や、ネット上の古い個人ブログに掲載されているレシピの多くは、板チョコ1枚を「50g」または「60g」として計算している。これを現在の42gの板チョコで代用すると、油脂分や水分、砂糖のバランスが完全に崩れてしまう。特にお菓子作りは化学反応の連続だ。数グラムのズレが、焼き上がりの食感やしっとり感を台無しにしてしまうため、現在は「枚数」ではなく「キッチンスケールで正確に計量する」ことが鉄則となっている。