物語のクライマックスである無限城編において、胡蝶しのぶは上弦の弐・童磨との死闘の末、自らの身体を毒の塊として喰わせることで命を落とします。その訃報は、鎹鴉によって城内に響き渡り、柱たち全員に伝えられました。
しのぶの戦死を知らされた瞬間、冨岡義勇が見せた表情は読者の胸を強く締め付けました。常に感情を表に出さず、冷静沈着を貫いてきた義勇が、目を見開き、言葉を失って動揺を露わにしたのです。その直後に炭治郎と共に上弦の参・猗窩座との極限バトルへ突入することになりますが、しのぶの死は義勇の心に激しい衝撃と痛恨の悔恨を与えました。
しのぶは自らの命を賭して鬼殺隊に勝利の道筋を残し、義勇はその遺志を背負って鬼舞辻無惨との最終決戦を生き抜きました。言葉を交わすことすら叶わなくなった終盤の展開だからこそ、二人が共有していた絆の重さが際立ちます。