政治家とビジュアルの関係を語る上で、エンターテインメント作品が与えた影響も無視できない。政界を舞台にした映画『総理の夫』のように、スタイリッシュなリーダーやそのパートナー像を描いた作品は、政治をより身近なエンタメとして捉えるきっかけを作った。
だが、スクリーンのフィクションと現実に横たわる永田町の壁は高い。どれほど容姿端麗であっても、泥臭いドブ板選挙を勝ち抜き、法案の修正協議で粘り強い交渉を行わなければ、政治家としての実績は残せない。華やかなイメージの裏にある過酷な日常こそが、彼らの政治的骨格を作り上げている。