北海道北見市出身のガールズバンド・Whiteberryがこの曲をカバーした経緯には、単なるレコード会社の商業的な戦略にとどまらない、メンバー自身の純粋な音楽的ルーツが存在していました。
ホワイトベリー夏祭りカバー理由の真相は、当時中学生だったメンバー全員がもともとジッタリン・ジンの大ファンであり、ファンクラブに入会するほど熱心にコピー演奏をしていたことに端を発します。インディーズ時代から地元・北海道のライブハウスやスタジオでジッタリン・ジンの楽曲を演奏していた彼女たちの熱量に、プロデューサー陣が着目。「シングルとして正式にカバーして世に問おう」というプロジェクトが始動しました。
原作者である破矢ジンタ側も、自分たちの音楽を心から敬愛する北の大地の少女たちに対し、快くカバーを許諾。温かい後押しを受けたWhiteberry版『夏祭り』は2000年8月9日にリリースされるや否や、TBS系ドラマ『不思議な話』の主題歌起用も追い風となり、オリコンチャート最高位3位を記録する特大ヒットとなりました。
当時、平均年齢わずか14.4歳という若さだったWhiteberryは、この楽曲の爆発的なヒットをきっかけにその年の第51回NHK紅白歌合戦出場を達成。小学生時代に結成された北見の幼馴染バンドが、瞬く間に全国区のトップアーティストへと駆け上がるシンデレラストーリーを現実のものとしました。