桑島氏との約10年に及ぶ歳月は、安達祐実という女優のポテンシャルを極限まで引き出した。SNSに投稿されるプライベート感溢れる写真は、ファンを魅了し、彼女の「奇跡の若々しさ」を世に知らしめる決定打となった。しかし、私生活のすべてが作品となっていく過程で、プライベートと仕事の境界線は曖昧になっていった。
夫婦であり、ビジネスパートナーであり、芸術の共犯者。その三足の草鞋を履き続けることは、並大抵の精神力では維持できない。彼女が下した決断は、表現者としての自己を守るための防衛本能だったとも言えるだろう。