実際のレーザー治療を受けた患者の手記や取材証言を検証すると、処置に対する心理的ハードルの低さと劇的な視覚回復への驚きが多く語られています。
術後2年で後発白内障を発症した60代男性は次のように語っています。
「朝起きたとき、窓の外が曇りガラス越しのように白く霞んで見え、最初は『手術のやり直しでまた入院か』と絶望的な気分になりました。しかしクリニックで受診したところ、その場で点眼麻酔をしてレーザーを数回パチパチと当てられただけ。痛みもなく、わずか3分足らずで終了しました。翌日、散瞳薬の効果が切れたあとは、手術直後の鮮やかな視界が完全に蘇っていました」
一方で、処置後の経過観察におけるリアルな懸念点も報告されています。代表的なものが「一時的な飛蚊症(ひぶんしょう)」です。レーザーで砕かれた膜の破片が硝子体内に浮遊することで、黒い点や糸くずのような影が見える現象です。多くの場合は数週間から数か月で沈殿・吸収されて気にならなくなりますが、事前にこの説明を受けていないと「別の病気になったのではないか」と新たなパニックを生む原因になります。