世間を騒然とさせたのが、2026年(第74回)に記録された第2部の世帯視聴率31.9%(関東地区)という歴代ワースト記録でした。2026年の34.3%を下回り、30%の大台割れすら現実味を帯びたことで、ネット上では賛否両論の激論が巻き起こりました。
紅白歌合戦に対するネットの反応や評判を分析すると、主に2つの対立する意見が見受けられます。
一方では、「知らない若手グループやネット発アーティストばかりでついていけない」「昔ながらの演歌歌手や歌謡曲が削られて情緒がなくなった」というシニア・中高年層からの嘆きが目立ちます。もう一方では、「タイムテーブルがテンポよく進み、見たいアーティストだけを公式アプリやNHKプラスで追える」「K-POPやYouTube発のクリエイターが多くて楽しめた」という若い世代からのポジティブな声も数多く投稿されています。
つまり、世帯視聴率の低下は単なる「番組の質の低下」ではなく、NHKが意図的に進めたターゲット層の若返り戦略と、従来のコア視聴者層とのミスマッチが生み出した必然的な結果とも読み取れます。