大人の好奇心を掻き立てる行為だからこそ、フードプレイの危険性に目を瞑るわけにはいきません。女性の生殖器および粘膜組織は、非常にデリケートな自浄作用(デーデルライン桿菌による弱酸性の環境維持)によって雑菌の繁殖を防いでいます。ここに食品を持ち込む行為は、自ら感染症の温床を作り出す行為に等しいと言えます。
特に配慮すべきは、粘膜へのリスクと感染症予防の観点です。いちごに含まれる果糖や練乳のショ糖は、常在菌である「カンジダ菌」にとって格好の栄養源となります。わずかでも糖分が膣内や外陰部のヒダに残存すると、爆発的に真菌が繁殖し、耐え難いかゆみやカッテージチーズ状のおりものを伴う「カンジダ膣炎」を発症します。
さらに、果物表面には徹底洗浄しても微細な土壌菌や野生酵母が付着している可能性があり、いちごの表面にある小さなツブツブ(痩果)がデリケートゾーンの薄い皮膚を擦過して微小な傷をつける恐れもあります。そこから黄色ブドウ球菌や大腸菌が侵入すれば、蜂窩織炎や細菌性膣症を引き起こす引き金にもなり得ます。
産婦人科専門医の多くが「食品の膣内挿入はもちろん、外陰部への直接塗布も激しい炎症を起こすため言語道断」と強く警告を発しています。フルーツプレイの衛生面を守る絶対条件は、「健常な皮膚の上でのみ行い、粘膜領域には1ミリたりとも近づけない」という明確な境界線を引くことです。