すだれ節電術には、絶対に犯してはならない致命的な落とし穴が存在します。それが「室外機をすだれですっぽり包み込んでしまう」誤った設置法です。
エアコン室外機へのすだれ設置が逆効果になってしまう最大の要因は、空気の循環を妨げることにあります。室外機は背面や側面から外気を吸い込み、正面のプロペラファンから熱風を吹き出すことで放熱しています。すだれを本体に密着させたり、正面にぴったり垂らしたりすると、吐き出したはずの熱風を再び吸い込む「ショートサーキット現象」が発生します。
室外機の吹き出し口を塞ぐことによる故障リスクは深刻です。熱が内部に閉じ込められると、保護装置(サーモスタット)が作動して冷房が強制停止したり、最悪の場合はコンプレッサーが焼き付いて数十万円の修理費用が発生したりする危険性があります。節電のつもりが本体寿命を縮めてしまっては本末転倒です。