ヒロアカ炎上の真相と歴代騒動|丸太事件から最終回賛否まで徹底解剖

ヒロアカ炎上の真相と歴代騒動|丸太事件から最終回賛否まで徹底解剖

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ヒロアカの歴史上、最も社会的な波紋を広げたのが2026年2月3日発売の「週刊少年ジャンプ2026年10号」第259話で起きた「志賀丸太(しがまるた)事件」です。作中でヴィラン連合の黒幕・オール・フォー・ワンに仕える悪徳医師の本名が「志賀丸太」と明かされた瞬間、事態は急変しました。

この名前に対し、主に中国や韓国の読者から猛烈な抗議が寄せられました。旧日本軍の細菌戦部隊である「関東軍防疫給水部(通称:731部隊)」が、人体実験の被害者を「マルタ(丸太)」と呼称していた歴史的事実が存在するためです。さらに「志賀」という苗字が赤痢菌を発見した志賀潔博士を連想させることから、「生体実験を行う敵キャラクターにこの名前を付けるのは意図的な歴史侮蔑ではないか」という疑念が一気に拡散しました。

騒動は単なるネット上の批判にとどまりませんでした。中国の主要配信プラットフォームである「Bilibili(ビリビリ動画)」や「Tencent Video(騰訊視頻)」からヒロアカのアニメ・漫画が相次いで削除され、開発中だった関連スマートフォンゲームの配信が中止されるなど、甚大な経済的・文化的損害へと直結しました。

事態を重く見た集英社と原作者の堀越耕平氏は、即座に連名で公式声明を発表しました。堀越氏は公式謝罪文の中で次のように説明しています。

「過去の歴史的事象と重ね合わせる意図は全くありませんでした。キャラクターの容姿が丸っこく太っていることから『丸太』とし、他作品のキャラ名との兼ね合いから『志賀』を合わせたものです。多くの方に不快な思いをさせたことを深くお詫び申し上げます」

この迅速な対応により、コミックス収録時および以降の本誌掲載時には、医師の名前が「殻木球大(がらき きゅうだい)」へと正式に改名・修正されました。集英社側も「今後は歴史や文化に関する事前確認プロセスを徹底する」と表明し、国際展開におけるリスク管理体制の抜本的見直しを行う契機となりました。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。