「通販で服を買ってサイズが合わなかった経験はありませんか?実はヒップの測り方を間違えている人が大半です!」——アパレル業界の現場取材において、熟練のフィッターやパタンナーが口を揃えて指摘するのがこの事実です。多くのユーザーが抱えている最大の誤解は、骨盤周りの測り方とお尻の採寸を混同している点にあります。
人体構造において、ウエスト、骨盤、ヒップはそれぞれ全く異なる基準線を持っています。
- ウエストとの違い:胴体で最もくびれている一番細いライン(おへその数センチ上であることが多い)を指します。
- 骨盤周り(中ヒップ):腰骨の左右に出っ張っている腸骨棘(ちょうこつきょく)を通る周囲径。ローライズパンツの基準になります。
- 正式なヒップ測定位置(トップヒップ):体を横から鏡で見た際、「お尻のふくらみが最も高い位置(最大突出点)」を通り、床と平行に一周させた周囲径です。
実店舗の試着室取材では、「お尻の割れ目付近の低い位置を測っていた」「お腹が出ているのを気にしておへその高さでお尻を囲んでいた」という証言が後を絶ちません。正しい位置から上下にわずか3〜5cmズレるだけでも、周囲径には2〜4cmもの誤差が生じます。この誤差こそが、通販で注文したパンツが太ももやお尻でつっかえて入らない最大のカラクリです。