早川モトヒロのアート表現の核には、少年時代に貪るように吸い込んだ日本のサブカルチャーが存在します。ウルトラマンシリーズや仮面ライダーに代表される昭和の特撮ヒーロー、巨大怪獣の造形美、そして70〜80年代のアニメーション。これらは彼にとって単なる懐古趣味の対象ではありません。
彼が表現するのは、洗練されたノスタルジーではなく、衝動そのものです。そこに1970年代後半の英米パンクロックが持つDIYアナーキズムと、泥臭いアメコミの力強いヴィジュアルラインが激しく衝突します。緻密なデッサン力に裏打ちされながらも、感情のままに叩きつけられたかのようなラインワークは、観る者の本能を揺さぶります。