Q1:広島県で今後30年以内に大地震が発生する確率はどのくらいですか?
A1:プレート境界型の「南海トラフ巨大地震」は今後30年以内に70〜80%程度の極めて高い確率で発生すると予測されています。県内を震源とする己斐断層などの直下型活断層は単体での確率数値は数%以下と低めですが、フィリピン海プレート内部で起きるM7前後の安芸灘・芸予地震タイプは歴史的に数十年周期で繰り返し発生しており、いつ強い揺れが起きてもおかしくない状態です。
Q2:南海トラフ巨大地震が発生した場合、瀬戸内海側の広島港などにも津波は来ますか?
A2:はい、到達します。豊後水道および紀伊水道を通過して津波が進入するため、地震発生から約2時間から3時間半後に広島湾周辺へ到達する見込みです。想定される津波の高さは最大で約3〜4mに達し、満潮時と重なった場合は広範囲の沿岸部や河口デルタ地域で浸水・冠水被害が発生する恐れがあります。
Q3:広島市内で特に揺れが激しくなると予想されている危険エリアはどこですか?
A3:太田川の河口部に広がる中区・西区・南区などのデルタ地帯(三角州)や沿岸埋立地域は、地盤が軟弱なため地震波が増幅されやすく、最大震度6強から6弱の激しい揺れが予想されています。また、これらの地域では激しい液状化現象や側方流動への厳重な警戒が必要です。