その実力は、数々の栄誉となって結実する。1984年には若手芸人の登竜門を制し、ついに1987年、漫才界の最高峰とされる「上方漫才大賞」のグランプリを受賞。女性コンビとして初となる快挙は、芸能界全体に大きな衝撃を与えた。
大阪・難波の殿堂「なんばグランド花月」の舞台においても、彼女たちは常にトリを務める看板芸人として君臨した。出囃子が鳴り響き、大歓声の中でふたりがセンターマイクへ向かう姿は、まさに大阪演芸文化の象徴そのもの。出番が終われば、若手芸人たちに親身になってアドバイスを送り、楽屋はお母さんのような温かさに満ちていた。名実ともにトップに立ちながらも、決して奢ることのない人間性が、多くの共演者やスタッフから愛された理由である。